組織概要

福島県漬物協同組合について

メッセージ

福島県漬物協同組合 理事長 菊池利幸

理事長 菊池利幸

第3回
震災からの復興めざして

2017年7月31日
福島県漬物協同組合 菊池利幸

 
 暑中お見舞い申し上げます。日ごろより福島県漬物協同組合に対しまして格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 
 平成29年4月、全日本漬物グランプリにおいて福島明成高の生徒が出品した「紅色べったら」が、個人の部で審査委員特別賞を受賞しました。伝統的な和食文化でもある福島のこうじ文化が華ひらいたようで頼もしかったです。「来年もグランプリを目指したい」「若者にも親しみやすい漬物を作って行きたい」と話しており、福島の漬物企業に、大きなエールを送って頂いた思いでした。今、福島の復興をめざし、ふくしま復興大使として、頑張って活動してくれている若者が15名おります。
 
 古里の今を発信し、古里再生、風評払拭へ思いを抱き、県内の食の安全性を始め、地域の伝統料理や方言なども全国に伝えようと、取り組んでいる若者たちです。一部ではありますが意気込みを紹介したいと思います。福島高1年「フランスの高校生と意見交換や交流する為に県内外の現状を調べる過程で県農産物への、いわれのない風評を知り憤りを感じた、果物やお米、学校給食まで検査をしている所はない福島のものこそ安全と、知らせたい思いで復興大使に応募した。」明成高2年「農業高校で学んだ知識と技術を生かし、食の面から他県の人に安全を訴え風評を払拭する」棚倉中1年「福島を変えていくのは私たち。古里への思いや復興に向けて頑張っている県民の姿を全国に伝えていく」会津学鳳高1年「福島は、さまざまな面で動き出している、逆境を乗り越え、次世代の私達が舞台に立って演じていく番だ」古里の食の安全性を、全国に伝えようと頑張ってくれている若い世代の熱い思いです。福島の企業は、風評の渦中にある事は現実でありますが、このように、未来を思い描いて頑張っている姿を見習っていきたいと思います。今後も、業界各位の皆様のご理解とご協力を更にお願いするものであります。最後になりましたが暑さ厳しきおり、皆様のご健勝とますますのご発展をご祈念申し上げ暑中の挨拶とさせて頂きます。