活動報告

福島県漬物協同組合の活動内容をご紹介

活動報告

味の素株式会社 須田さまによる講演
「これからのシニア世代の行動・食生活の変化について」の所感

2017年6月12日
福島県漬物協同組合理事長 菊池利幸

 
平成29年5月18日、福島県漬物協同組合の総会後、味の素株式会社 須田さまによる講演「これからのシニア世代の行動・食生活の変化について」を聴講しました。
 

シニア世代の動向と行動

  • 2017年には前期高齢者(65歳~74歳の方)と後期高齢者(75歳以上の方)の人数が逆転
  • オリンピック後は後期高齢者社会の到来
  • 単独世帯で増えるのは「シニア層」、若年層は急激な減少へ
  • 将来の食料支出、食マーケットにおけるシニア層の支出割合の拡大(高齢者は食料支出が高い)
  • なるべく近い場所で買い物を楽しむ傾向
  • 健康ケア、食生活で留意していることは「1位 野菜、2位 塩分、3位 食物繊維」

 

食生活

  • 「簡単に作れる」「後片づけが簡単」が重要
  • 「ごはん」「味噌汁」が多いのは70代後半
  • 「パン」「スープ」が特に朝食で多いのは60代前半
  • 調理冷凍食品の購入金額が高いのは50代前半
  • 若い頃に料理を習った経験が今後の調理技術に影響している(昔と今では大きく異なる)

 

今後の心配

  • 今の若年層は主婦経験が長くなっても調理技術の影響で野菜不足が解消されない可能性が大きい
  • 若年層を中心とした世代の野菜不足は重要な課題である
  • ビタミン、ミネラル、食物繊維が、慢性的に不足して家族の健康管理に懸念がある

 

最後に

日本人の健康管理において、野菜不足が原因と考えられるビタミン、ミネラル、食物繊維が慢性的に不足する状況では、食品メーカーが果たす役割は非常に大きいと須田さんは結ばれた。
 
私共、福島の漬物・食品業界も課題解決に向けて、皆で協力しながら知恵を出し合って将来にわたって取り組んでいこうではありませんか。