メッセージ
理事長 菊池利幸
第2回
挨拶(福島県漬物協同組合 第48回通常総会を終えて)
皆さん こんにちは
5月18日に福島県漬物協同組合 第48回通常総会を開催させて頂きました。組合員企業さま、賛助会員さまには 時節柄何かとお忙しいところ出席頂きまことにありがとうございました。本日は、福島県中小企業団体中央会の企画管理部長の遠藤清隆さまにも出席賜り、ご祝辞を頂きました。中央会様には、日頃大変お世話になっております、この場をおかりしまして、御礼申し上げます。
さて、今、食にかかわる日本国内の環境が大きく変わろうとしております。今年、4月24日に東京五輪・パラリンピック組織委員会から五輪で提供可能な農畜産物の基準が発表になりました。安全性に関する国際規格や、日本版の認証を取った農場の作物か、これに準じて、生産管理が確認されたものを条件とする」と発表しております。漬物製品もHACCPの管理方法のもとに生産された物でなければ、五輪食材としては、取り扱いされない方向性にあるようです。
このたびの発表をうかがっていると、野菜を漬物に加工して生業としている私共の加工野菜の原料も、五輪食材基準で生産した物でなければ、漬物の原料野菜として、使用してはならない・・・などと言われかねないのではないかと思うと、この管理基準は、業界にとっても軽視できないものとなっておるのではないでしょうか。五輪組織委員会の担当者は、「五輪まで3年ある」と、話しているそうですが、私共にとっては、そのような軽い認識の問題ではありません。私達の福島の地においても、野球・ソフトボウルの予選が、開催されるのです。
いろいろな問題が出てくる昨今ではありますが、私達の日々の生産活動の中では、今、起こっている問題ひとつ、ひとつ、それぞれに、しっかりと取り組まなければなりませんが、こういうときだからこそ、将来を見据えて、今後の方向性、あるべき姿を、組合員企業の皆様と、共にとらえて行く必要がより大切な事だと思います。何卒、今後とも、よろしくご指導、ご協力よろしくお願いします。